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2022年3月期における、当社グループ主要事業の環境認識についてご説明いたします。
オフィスビルについては、昨年からオフィス需要の減退が不安視される中、当社ポートフォリオにおいては空室率及び賃料に大きな影響は見られませんが、企業業績の動向には注視が必要です。
働き方の多様化が加速し、センターオフィスに加え多様なワークスペースを提供する必要があると考えております。
商業施設は、感染拡大状況等による短期的な浮沈を繰り返しているものの、全体的には施設売上は回復基調にあります。
今回のパンデミックによって商業施設の在り方の変化が予想される中、従来型のテナントに加え、体験型テナントの誘致にも注力しております。
分譲マンション及び売買仲介については、実需を中心に新型コロナウイルス発生前の水準に回復しております。
コロナ禍による在宅勤務等の経験が、住まいについて再検討をする要因となっていることが市況回復要因の1つになっていると考えられます。
続いてホテルについてです。
会員制であるハーヴェストクラブについては回復が早いものの、ビジネスホテルである東急ステイは苦しい状況が継続しています。
ワクチン普及等の好材料がある一方で、インバウンドの回復には時間を要するため、国内需要の取り込み強化と、運営効率向上及びコスト構造改革に引き続き注力してまいります。
最後に投資家向けの売買マーケットについてです。
アセットによる濃淡はあるものの、買主の旺盛な需要や低金利を背景に売買マーケットの活況は継続しております。
市況の変動に十分注視が必要ですが、当社グループではBSマネジメントを意識した売却活動を推進してまいります。
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