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監査役会

監査役は、株主の負託を受けた独立機関として取締役の職務執行を監査しております。監査役会は、監査役で構成され、監査役会規程、監査役監査基準等に基づき、法令、定款に従い監査方針を定めるとともに、各監査役の報告に基づき監査意見を形成しております。

監査役会の構成等

定款上の監査役の員数 5人
監査役数 4人
うち、社外監査役(独立役員)数 2人(2人)
監査役会の開催回数 12回(2024年3月期実績)
監査役会への平均出席率 100%(2024年3月期実績)

監査役会における主な議題

2023年度

  • 監査役の選任議案に関する監査役会の同意について
  • 補欠監査役の選任議案に関する監査役会の同意について
  • 会計監査人の報酬等に関する監査役会の同意について
  • 会計監査人の再任について
  • 監査役会監査報告の作成について
  • 監査役監査方針及び計画の策定について
  • 監査役の報酬の協議について
  • 上記のほか、代表取締役・社外取締役・子会社常勤監査役との意見交換、内部監査部門・会計監査人からの報告等

監査役

常勤監査役

兼松 将興

常勤監査役

榎戸 明子

社外監査役(独立役員)

武智 克典

社外監査役(独立役員)

仲澤 孝宏

監査の状況

当社の監査役は4名であり、常勤監査役2名と非常勤監査役(独立社外監査役)2名で監査役会を構成しております。そのうち、武智克典氏は税理士法第51条に基づく通知税理士として税理士業務に従事し、また仲澤孝宏氏は公認会計士として長年業務に従事してきたことから、両氏は財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
監査役候補者選任への同意及び監査役候補者の選定に当たっては、監査役会で定めた基準に照らして可否を判断しております。
なお、当社は法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備えて補欠監査役1名を選任しております。
また、業務執行者から独立した組織である監査役室(担当3名)を設置し、監査役監査業務をサポートしております。

監査役会は、監査役監査の方針及び計画を策定し、各監査役の職務の分担等を定めるとともに、役割に応じた各監査役の監査実施結果を共有しております。また、代表取締役、社外取締役と定期的に意見交換を実施するほか、取締役等から職務執行状況についての報告を受け、会計監査人や内部監査部門、子会社監査役等ともコミュニケーションを取っております。
当事業年度は、法令で定められた協議、決定事項のほか、以下を重点監査項目と定め、各項目の主要な論点を重点的に検討いたしました。

  • 取締役等の意思決定及び取締役会の監督の状況
  • 企業集団統制の状況
  • コンプライアンス体制・リスク管理体制の状況
  • 会計監査人の監査の方法及び結果の相当性

また、会計監査人による監査上の主要な検討事項(KAM)の記載に向け、会計監査人からKAMの項目・内容について報告を受け、協議検討いたしました。

常勤監査役は、監査の方針、職務の分担等に従い、取締役会その他重要な会議に出席し、取締役や使用人等から報告を受け、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要な事務所において業務及び財産の状況を調査するとともに必要に応じて子会社の調査を行う等、常勤者として業務・会計監査に必要な情報の収集に努め、内部統制システムの構築・運用状況の監査を行っております。
定期的に実施する代表取締役との意見交換においては経営方針等を確認するほか、監査上の重要な課題について意見交換を行いました。
また、内部監査部門及び会計監査人とは子会社を含む実査結果及び監査過程で抽出された問題点等の報告を受けるとともに、常勤監査役が知り得た情報を提供するなど相互に連携を図っております。
さらに、2名の常勤監査役は主要子会社の非常勤監査役を兼務し、子会社の取締役及び監査役等と意思疎通を図る等して企業集団の状況把握に努めております。
常勤監査役は日常的な監査の状況を都度、非常勤監査役と共有しております。

非常勤監査役は、それぞれの専門的知見や経歴、バックグラウンドを活かす形で取締役会または監査役会において独立社外役員の立場から意見を述べ、代表取締役との意見交換では経営方針等に関する説明を受け、客観的な立場に立った意見の表明や提言を行っております。また、当社グループ事業地の視察を行い、グループ事業の理解を深めております。

2024年6月現在