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それでは、「GROUP VISION 2030の位置づけ」です。
「GROUP VISION 2030」は、ご説明したビジョンや私たちがめざす価値創造と、この後ご説明する長期経営方針で構成されます。
まず、現状の課題認識です。
現在のホールディングス体制移行後にスタートした「Value Frontier 2020」は、コロナ影響により、最終年度の財務目標は未達成となりましたが、渋谷再開発や竹芝など大型プロジェクトの稼働による賃貸事業基盤の拡充や再生可能エネルギー事業などインフラビジネスの成長、仲介・管理事業などノンアセット型事業の成長など、一定の成果を得ることができました。
一方で、左下に記載の4点を現状の課題として認識しています。
順調な投資によるBS拡充の一方、コロナ影響もあり収益水準が低下しており、BSマネジメントによる効率性向上と、強固な事業ポートフォリオ構築が課題です。
管理運営といった人手に頼った事業では、人手不足等の影響に左右されにくい体質へ転換するため、労働集約型からの脱却も重要な課題です。
また、デジタル化など事業の高度化、複雑化への対応が急務であり、自前主義の脱却、人材育成に取り組む必要があります。
4つの課題認識を踏まえ、2030年までの10年間のうち、前半期を「再構築フェーズ」として、アフターコロナの再成長に向けた稼ぐ力と効率性向上への取り組み期間とします。
後半期では「強靭化フェーズ」として新領域での事業育成など強固な事業基盤の確立を目指し、その後のサステナブルな成長につなげてまいります。
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