TFHD GROUP MAGAZINE

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“リアル×デジタル”による
CX向上とマンション販売拠点の集約化

東急不動産 BRANZギャラリー 表参道

「東急不動産 BRANZギャラリー 表参道」は、2023年9月、東京都港区の「表参道」駅から徒歩6分の立地に、BRANZ初の統合マンションギャラリー※1として開設しました。デジタルツインを活用し、お客さまへのCX向上を実現。積極的な環境配慮や五感に訴える空間をデザインし、グループの多様なサービス紹介などにも取り組んでいます。

※1ひとつの拠点で複数物件のマンション販売を行うギャラリー

リアルとデジタルの融合でCX向上を実現

DigitalGallery(デジタルツイン体験スペース)

「東急不動産 BRANZギャラリー 表参道」は、デジタルツイン※2を軸にしたデジタルコンテンツの活用と、リアル体験の場である当施設を組み合わせ、リアルとデジタルが融合した新しいマンション販売を実現する統合マンションギャラリーです。
東急不動産は、世界最高峰のCGI技術※3を持つアクセンチュア(株)と戦略的なパートナーシップ契約を締結。高精細でリアルな外観や専有部のデジタルツインを協働で制作し、従来のモデルルームや模型などによる物件固有の販促手法から、デジタルツインを駆使したコンテンツ活用の手法へと転換を図ることで、CXの向上と販売拠点の集約化を実現しました。商談室や湾曲LEDビジョンでお客さまに体感していただくほか、ご購入検討物件の住戸に相当する眺望シミュレーションを提供しています。
また、BRANZのグレードを紹介したコンセプトルームや、色合い・外壁素材などを確認できる展示スペースを用意し、リアルでの体感も充実させました。

※2デジタルツイン:仮想空間に現実空間の環境を再現し、高い精度のシミュレーションを行う技術。現実世界の環境のコピー(ツイン)を仮想空間(デジタル)につくり上げる

※3Computer Generated Imagery:コンピュータが生成した画像・映像

“環境先進マンションBRANZ”を体感

自然光がふんだんに降り注ぐエントランスホール

全社方針「環境経営」を掲げる当社グループならではのギャラリーをお客さまに体感いただくため、さまざまな環境配慮に取り組んでいます。
屋上太陽光パネルや当社グループの再生可能エネルギー事業「リエネ」の活用で、再エネ100%による施設運営を実現。施設内では、森林保全を行っている東急リゾートタウン蓼科の間伐材や、床・壁・天井などに環境に配慮した素材、自然由来の素材を活用し、外構部分では100%在来種の樹種を選定するなど、生物多様性にも配慮しました。
また、拠点集約化により、販売活動におけるサプライチェーンを含めたCO2削減量は約1,000t※4になります。
デジタルツインを活用した不動産事業の変革を推進しながら、“環境先進マンションBRANZ”が提供する価値を体感できるギャラリーを実現していきます。

※4開設から2023年度末まで。分譲マンション販売におけるサプライチェーン(マンションギャラリー建設・解体や物件訴求に必要な販売コンテンツなどの利用や電気使用量など)において、個別マンションギャラリーの販売サプライチェーンをベースシナリオとして、当ギャラリーとの差分を算出

「東急不動産 BRANZギャラリー 表参道」販売第一号。CO2排出量実質ゼロの“ブランズ自由が丘”

ブランズ自由が丘

「BRANZ」は、ブランドスローガン「環境先進を、住まいから。」を掲げ、持続可能な心地良い暮らしと環境貢献実現のために新たな発想や仕組みを積極的に取り入れた“環境先進マンション”です。
ブランズ自由が丘は、「自由が丘」駅徒歩5分以内で初めて平均専有面積が100㎡を超える希少価値の高いマンションであり、また豊富な環境取り組みで環境先進マンションのフラッグシップをめざした物件です。
当物件は、東京都で初めて東京ガスが新築分譲マンションの専有部向けに「カーボンニュートラル都市ガス」と「さすてな電気」の両方を供給し、CO2排出量実質ゼロエネルギー※5が実現。また、世田谷区初※6となるZEH Orientedと低炭素建築物認定を同時に取得しています。IoTによる消費エネルギーの見える化や、一部駐車場にEV・PHV充電設備の設置もしています。
建物内外への植栽は、BRANZのなかでも高水準の20%を超える緑化率で、既存樹を採用するなど、生物多様性にも配慮しました。また、BCP対応として蓄電池や防潮板も備え付けています。当物件は、「東急不動産 BRANZギャラリー 表参道」開設後の販売第一号です。物件の魅力や価値をお客さまへ体感いただき、よりクリアなイメージを提供することで、好調な販売につながりました。

※5さすてな電気の主な電源はLNG火力であり、再エネ指定の非化石証書の使用によりCO2排出量が実質ゼロになることを意味する

※6発売が1995年以降2022年11月15日までの期間内新規発売物件の世田谷区の第一種低層住居専用地域でZEHかつ低炭素建築物認定の新築分譲マンションは初となる(MRC調べ)

GREEN AGENDA for BRANZ

東急不動産、東急コミュニティー、石勝エクステリアが連携・協力を行い、BRANZ敷地内の植栽に対する長期景観管理計画「GREEN AGENDA for BRANZ」の導入をブランズ自由が丘から開始しました。東急不動産の住宅事業では、生物多様性ポリシー「GREEN POSITIVE ALLIANCE」※7を策定しており、ポリシーに基づき、10年間の長期的視野で、居住者とともに緑豊かな愛されるマンションを築き、都市の生物多様性保全につなげます。

※7都市の生物多様性を持続的なものとするための生物多様性ポリシー。開発時の配慮だけでなく、居住者さまが主体となって守り育てていく意識のサポートに重点を置く

Value chain topics
ーグループ連携で新たな挑戦ー

(株)石勝エクステリア
係長
待野 健太郎

グループで環境先進への挑戦がスタート

“マンションにおいての環境先進とは何か。 ”時代を経てなお価値となる外構空間を考えるという不変の命題にお答えしていくことからこの取り組みが始まりました。これからの時代に向けてどのような答えが必要か、植栽の設計施工を行う当社はもとより、居住者の方を主として東急不動産や東急コミュニティーなど各社と10年先の姿をめざして協業し、この課題を解決する新たなサービス「GREEN AGENDA for BRANZ」は生まれました。生物多様性に配慮した土壌管理や美観を保つ樹木の剪定などの技術に加え、樹木の変化に合わせた生育点検、時と共に成熟していく景観の見える化や緑に関するイベントを計画し、ウェルビーイングな暮らしの理解と愛着が深まる住まいをめざして、グループ連携を活かした環境先進への挑戦がスタートしています。

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