GROUP ACTIVITIES
TFHD GROUP MAGAZINE
2021年03月31日
「グランクレール立川」& 「ホームクレール」
人生の円熟期を安心・快適に。交流を促す仕組みづくりも提供
2020年秋、東急イーライフデザインが手がけるシニア向け住宅「グランクレール立川」が開業しました。また、地域に根ざしたシニア向けカルチャースクール「ホームクレール」も、同ブランドの3施設目として、グランクレール立川内に開業しました。今回は「グランクレール立川」および「ホームクレール」のコンセプトや提供価値を、本事業に携わるメンバーのコメントとともに紹介します。
シニアのための、真に安心できる住まい
「グランクレール」シリーズは、"私らしくを、いつまでも。"を事業ステートメントに掲げ、東急不動産ホールディングスグループが住宅づくりで培ったノウハウとグループ力を結集した、シニアのための住まいです。
2021年3月現在、東急線沿線を中心に21住宅、約1,920室を展開。人生の円熟期を迎えた方々に向けて、安全で安心、そして快適で質の高いシニアライフの実現が可能な住まいを提供しています。
シリーズ初、JR中央線沿線での開発物件
「グランクレール」シリーズは、主に東急田園都市線沿線を中心に展開してきましたが、「グランクレール立川」はシリーズ初となるJR中央線沿線での開発物件です。広大な敷地の国営昭和記念公園をランドマークに、駅前に多彩なショッピング施設が集積する「立川」。グランクレール立川は、JR立川駅から徒歩約11分の近さです。
建物内には、「シニアレジデンス(自立型住宅)」91室と、介護が必要な方向けの「ケアレジデンス(介護型住宅)」40室を併設しています。自立型住宅にご入居された方は、将来介護が必要になった際に併設する介護型住宅への住み替えが可能となっています。
コンセプトは「交流・運動・食事による健康寿命延伸」
シニアレジデンスでは、「交流・運動・食事による健康寿命延伸」をコンセプトに、ご入居者の健康でいきいきとした生活をサポートしています。
交流・運動
立川周辺地域の外部会員も利用できるシニア向けカルチャースクール「ホームクレール立川」を建物内に開設し、ご入居者や地域の方々との交流の場づくりを支援。運動系・文化系のアクティビティが愉しめる多彩なクラスを用意し、新たな仲間や人生の愉しみを見つけていただくことで、ご入居者の心と身体の健康をサポートしています。
食事
ダイニングでは、栄養価の考えられたこだわりの食事を、3食予約不要で利用可能です。一般家庭では難しい「真空低温調理法」などを導入して野菜本来の旨味を引き出し、お肉はジューシーに柔らかく仕上げています。
館内にはスタッフが24時間常駐。日々の暮らしをサポートする生活相談サービスやフロントサービスを提供し、シニアレジデンス専任の看護師を配置するなど、安心して生活するための多面的なサポートを行っています。
「個別介護による生きがい支援」を実践
ケアレジデンスでは、東急イーライフデザインの介護理念である「個別介護による生きがい支援」を実践しています。きめ細やかな介護サービスを提供できるよう、一般的な介護施設の基準となる「ご入居者3人に対して職員1人以上」を上回る、「ご入居者2人に対して職員1人以上」を配置し、看護師が24時間常駐することで、夜間も緊急対応できる体制を整えています。
立川だからできることを実践し、認知度の向上をめざす
平川光秀
東急イーライフデザイン グランクレール立川 支配人
「グランクレール」シリーズは、JR中央線沿線が走る多摩エリアにおいては、まだ東急線沿線ほど認知度が高くありません。この点を踏まえて、グランクレール立川では、既存のシニア住宅にはない新しい取り組みを始めています。そのひとつは、館内にオリジナルアロマを取り入れたことです。目の前にある昭和記念公園を、視覚だけでなく嗅覚からも感じていただけるよう、季節に合わせた4種のオリジナルアロマを開発し、エントランスやクレールホール、2Fのケアレジデンスに設置しています。今後も、立川だからできること、立川にしかできないことを実践し、「グランクレール」の認知度を高めていく考えです。
窪川拓也
東急イーライフデザイン 開発本部
大畑健太朗
東急イーライフデザイン 開発本部
グランクレール立川を計画する際に重視したポイントは、『外との繋がり』と『健康寿命の延伸』です。開業後は、社内各部門との連携を図りながら、住むことで"健康"になり"外に出かけたくなる"住宅、たくさん楽しんだ後には"帰ってきたくなる"住宅として、ご入居者から支持され続ける存在をめざしています。地域社会との交流をいっそう深めながら、このレジデンスを『立川のシニア向け住宅といえばここ』と評価される、地域No.1の存在にしていきたいと考えています。
地域に根ざしたカルチャースクール「ホームクレール」
グランクレール立川内に開設している「ホームクレール」は、地域に根ざしたシニアにやさしいカルチャースクールです。ロコモ予防体操を中心とした「運動系クラス」、多彩な趣味や教養が楽しめる「文化系クラス」、季節のイベント等を提供しています。
ホームクレール事業は、「自宅にいながら自分らしく、いきいきとした人生を歩みたい」と考えるシニアの皆さまに向けて、健康管理や交流を促す仕組みを提供することで、広義の「地域包括ケア」の具現化をめざしています。ご入居者はもちろん、ご家族、地域にお住まいの方々の入会も可能にしたことで、さまざまな出会いと交流を広めていける点が魅力であり、多くの皆さまに支持されています。
利用者からは、「みんなと一緒にレッスンを受けられ、友達の輪が広がった」「ホームクレールがあるから毎日が楽しい」といったお声をいただいています。
今後も東急不動産ホールディングスグループとして、健康・シニア・余暇に関連する事業を横断的に連携強化することで、幅広い事業機会の創出をめざしていきます。
試行錯誤を経て、認知度の向上に成功
宮田ゆかり
東急イーライフデザイン 運営本部(ホームクレール事業 責任者)
私は、本事業の第一号である『ホームクレール用賀』の開業当初から、開発・運営指導・広報などの業務に携わっています。事業を立ち上げて間もない頃は、どんなサービスを提供しているのかをご理解いただくのに時間がかかり、課題も山積していました。そこで、ワンストップ型サービスの魅力が伝わるホームページ、リーフレット、紹介動画を作成し、また、開業前イベントなどさまざまなアプローチを積極的に行ってきました。その結果、ご紹介できる機会が増え、時代に合った形のカルチャースクールとして認知度が向上しています。今後も、地域の皆さま及びグランクレール入居者の皆さまから信頼されるスタッフの育成に注力し、「地域包括ケア」の具現化を更に図っていきたいと思います。
ご入居者のQOL向上に貢献しているという手応え
岡田由美子
東急イーライフデザイン ホームクレール立川
ホームクレール立川の運動系・文科系クラスには、「グランクレール立川」ご入居者の7~8割もの方々が参加されています。ホームクレールの定例会議では、グランクレールを含めた館内全体を運営する視点で施策を練り、サービスの質向上を図っています。結果として、ご入居者のQOL(生活の質や満足度)を上げる手立てになっていると感じています。コロナが落ち着き、地域の皆さまをお迎え出来ることになれば、さらに新たな仲間、人生の愉しみが広がることと思います。今後も日々の講座をホスピタリティを持って提供することで、シニアの皆さまの健康寿命延伸に貢献できればと考えています。