GROUP ACTIVITIES
東日本大震災復興支援
SUPPORT PROJECT
東急不動産ホールディングスグループでは、 2011年より東日本大震災の復興支援活動を実施いたしました。
震災から10年、私たちが思うこと
私たち東急不動産ホールディングスグループは、理想の街づくりをめざして取り組んだ田園調布の開発以来、「挑戦するDNA」と「お客さまへの想い」を大切にしてきました。単なるハコやモノの枠を超えて、人々がより豊かに暮らすことができる社会の実現に向け、社会課題の解決に情熱を傾けてきたのです。
そして、2011年3月11日の東日本大震災。
私たちは即座にグループとしてできることを検討し、全力を挙げて迅速に支援活動に取り組む「被災地支援プロジェクト」を発足しました。プロジェクトには、グループ横断による従業員有志のボランティアが多数参画しました。
あの日から10年。私たちはこれからも被災地に寄り添い、変化し続けるニーズに合わせ、「今できること」を速やかに実行し、グループの幅広い事業領域を活かした復興支援活動を行っています。
主な取り組み
東北すぐれものセレクション
東急不動産ホールディングスグループでは、陸前高田市における有志社員によるボランティア活動や、福島県で被災した子どもの“こころのケア”を目的として行われている「みどりの東北元気キャンプ」の運営支援など、東日本大震災復興支援活動を2011年から様々な形で行ってまいりました。その中で震災から5年が経過する2016年3月11日を迎えるにあたり、当社グループの販路を活用した新たな取り組みを事業活動の一環として展開いたします。
これは、ボランティアを派遣してきた農園が生産するリンゴジュースや、漁協の海産物を加工した甘露煮など、陸前高田市や気仙沼市を中心とした東北地方で製造・製作されている食品や工芸品、雑貨などの良品を開拓・発掘し、「東北すぐれものセレクション」として専用ホームページで販売するものです。この取り組みを通じ、全国の皆さまが東北地方のすぐれた商品と知り合うきっかけの一助になればと考えております。
みどりの東北元気キャンプ
みどりの東北元気キャンプは、野外活動家と臨床心理士が集まり、福島県を中心に被災した子どもの「こころのケア」を目的として裏磐梯の小野川湖畔で行われているプログラム。東急不動産ホールディングスグループはアルバム、画材などの提供、ホテルグランデコのシェフによる本格カレーの提供や宿泊場所の提供・バス送迎・専門家による「みどりの街づくり計画」講話、現地での写真撮影・配布やプログラム進行支援などを行い、キャンプの運営を支援しました。
陸前高田市でのボランティア活動
2011年から継続して陸前高田市でのボランティア活動に取り組んできました。参加した社員は2016年までの5年間で延べ500人以上に達しています。当社はがれきの撤去作業や草刈り等が中心でしたが、2014年からは地元の農業や漁業の支援へと切り替わりました。
銀座発の復興応援プロジェクト
2011年10月より、「東日本復興応援プロジェクトfrom銀座」として、東急不動産(株)が当時保有の銀座TSビル1、2階の場所を提供。茨城県の農産物を扱うアンテナショップや宮城県気仙沼市を始めとした沿岸被災地域の特産品を扱う「銀座いきなり市場」、東北の食材を用いた「銀座つながる食堂」などが出店したほか、同スペースにおいてチャリティーイベントの企画を支援しました。同ビルは2012年8月に建物解体に伴い閉館しましたが、本取り組みは、2013年3月以降、「やっぱ銀座だべ」プロジェクトへと発展し、当社は気仙沼を始めとする沿岸地域の商工会議所等や銀座における各種団体に協力し、交流イベントや経済復興を支援しています。