4つの重点課題と注力領域
東急不動産ホールディングスグループでは、全社方針であるDXの戦略的な取り組みを加速させるため、
都市と地方、BtoCとBtoBの各分野に関連した4つの重点課題を策定しています。
[都市]
街の求心力向上
創造・発信・集積の
循環の促進
多様性から新しい価値を生み出し、都市間競争力を高める。
[地方]
地域課題の解決
地域の利便性と
体験価値の追求
継続的な人の動きを創出し、持続可能な地域社会をつくる。
[BtoC]
最適なライフスタイルの実現
パーソナライズされた
サービス提供
お客さま起点の価値創造で、多彩な暮らしを社会に広げる。
働きがいと人手不足解消の両立
管理・運営業務の
ナレッジ化
業務の省力化・効率化で、誰もがいきいきと働ける環境を築く。
重点課題.1
街の求心力向上
リアル×デジタルの集積と共創支援、体験を核としたコミュニティの形成に取り組みます。創造・発信・集積の循環で地域の価値を高める試みを、広域渋谷圏エリアや竹芝エリアのまちづくりで進めています。
重点課題.2
地域課題の解決
交通・観光のシームレス化や、サステナブルツーリズムの活性化を、デジタルで推進します。ニセコの通年リゾート化、デジタルエリアマネジメントツール開発などを通し、地域の体験価値を追求しています。
重点課題.3
最適な
ライフスタイルの実現
豊富なお客さま接点から得られるデータに基づき、パーソナライズされたサービスを事業横断で提供します。デジタルを介して、一人ひとりに合わせた新しい生活スタイルを提案しています。
重点課題.4
働きがいと
人手不足解消の両立
DXによる建物管理・施設運営のナレッジ化を推進しています。定型業務の効率化とスキル標準化、業務とスキルのマッチングによるリソース配置など行うなかで、オフィスワーカーの生産性も高めています。
DX推進人財の
獲得と育成
当社は、独自のDX人財体系のもと、実践的トレーニングプログラムや、デジタル技術との日常的な接点をグループ従業員に提供しています。DX機能会社はグループ各社の取り組みへの支援と、外部人材の獲得、知見の内部蓄積に当たっています。また、多様なステークホルダーの皆さまに、当社のDXへの理解を深めていただくため、 DXレポートやDXビジョンムービーなどの情報発信に努めています。
2030年度までの目標指数と推移
DXを着実に推進・実現するためのKPIとして、
DX投資、DXの取り組み、IT基盤、人財基盤について、それぞれ具体的な数値目標を設定しています。
KPI | 2022年度実績 | 2025年度目標 | 2030年度目標 | |
---|---|---|---|---|
DX投資 |
DX投資 (年間投資額:2021年度比) |
2.7倍 |
1.5倍以上 |
2倍以上 |
DXの取り組み |
デジタル活用のプロジェクト件数 |
累計43件 |
累計100件以上 |
|
IT基盤 |
ゼロトラストネットワーク基盤構築 |
43% |
100%導入 |
|
ITサービスの集約 (当社グループ内) |
|
70% 90% |
||
人財基盤 |
ITパスポート取得 (東急不動産) |
71% |
80%以上 |
100% |
DX推進人財 |
1,000人 |
6,000人以上 |
※1. 当社グループ内全社 ※2. PC・iPhone・iPad
外部評価
東急不動産ホールディングスは、DXによる既存ビジネスの深化と
新規ビジネスモデルの創出の事例が評価され、経済産業省と東京証券取引所が認定する
「デジタルトランスフォーメーション銘柄 2023」に選定されました。