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2014年2月12日

「TOREIT」四半期報告(第25回)

J-REIT上場の全投資法人情報のデータベース

「TOREIT」四半期報告(第25回)

【今回のトピック】
・資産総額、規模

当期も取得金額が売却金額を大きく上回り、資産規模は増加基調で推移した。当期の取得金額は6,314億円と前期の2,498億円を大きく上回ったが、その背景には、SIA不動産投資法人やイオンリート投資法人といった新規REITの上場や、既存REITによる積極的な物件取得がある。また、エリア別の取得時鑑定キャップレートをみると、東京23区では低下又は横ばいで推移したが、それ以外の地域では上昇しており、東京都区部とそれ以外のエリアとの間で二極化の兆しがみられた。

・決算鑑定キャップレート
底地以外のすべてのアセットで低下。また、各アセットの低下の変動幅が大きく、すべてのエリアで横ばいまたは低下。変動幅は、オフィス▲7.7bp、共同住宅▲9.2bp、商業▲7.7bp、ホテル▲8.1bp、倉庫▲6.0bp、駐車場5.0bp、ヘルスケア施設▲7.5bpとなった。 アセット全体の変動幅は▲8.5bpとなり、過去10期中最大の低下幅となった。また、2011年11月の第16回報告より10期連続で低下している。

調査項目毎の特徴は以下の通りです

 

1.J-REIT資産規模

・10月~12月の取得物件数109件、売却物件数10件
(前期 取得物件数108件、売却物件数  7件)
・資産総額(取得金額ベース) 11兆4,127億円

 

2.取得時鑑定キャップレート  → 5.5%(前期 5.3%)

・アセット別ではオフィス・共同住宅・商業施設の取得が多い。
・エリア別では東京23区、地方が多い。
・キャップレートは、東京23区は横ばい又は低下、その他の地域では上昇。

 

3.運用時NOI※注)利回り  → 5.6%(前期 5.6%)

※注)NOI= 物件の収益力を表す指標。償却前税引前純収益

4.鑑定キャップレートの変動幅 →平均8.5bp(ベーシスポイント)低下

・ 半年間で全物件平均 8.5bp(0.085%)低下。
・ 鑑定キャップレートの平均は5.34%に

 

「TOREIT(トゥリート)」について

東急不動産(株)では、J-REIT上場全投資法人の開示情報※注)をデータベース化した会員制のWEB版データベースシステム「TOREIT」を作成しています。
当四半期報告は、「TOREIT」のデータを用いて調査・分析し四半期毎のトピックを発表しているもので、今回の発表は 25回目になります。
「TOREIT」では、個別の情報を項目毎に抽出しカスタマイズしたり、地図へプロットして比較する事もでき、J-REIT全体の動きをつかむ事が可能です。

http://tlc-jreit.com/

 

TOREIT四半期報告(第25回)ニュースリリース